宗 廟


■宗廟

2013年7月ソウルの宗廟を再訪しました
宗廟は朝鮮時代の歴代の王と王妃の位牌を祀るために造られた建物群で, 当初は正殿のみを宗廟と呼んでいましたが、今では永寧殿を含む 施設全体を宗廟と呼んでいるようです
なかでも中心にある正殿は、桁行19間(73.35m) 梁間3間の細長い建物で 1395年に完成、その後文禄の役で消失、1608年に再建されています
増えてきた位牌を安置するため何度か横に増築されたことが外観からも 窺えますが、特徴的なのは建物前の月台

と呼ばれる前庭で、 幅109m奥行69mの巨大な広場には一面粗い石が敷き詰められています
毎年この広場で先祖の位牌を前にして大規模な祭礼が執り行われる為の空間で、 儒教思想が如実に現れていると思います
建物内部には入れませんが、直径55cmの松の柱が桁行方向に20本並んで いて、三方は壁に囲まれ開口部はありません
屋根瓦には魔除のためか複数の動物を見ることができます




■正殿






■永寧殿






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