パエストゥムのギリシャ神殿


■パエストゥム

ナポリから南東に90キロ、地中海沿いにあるパエストゥムという小さな町に行ってきました。
この町は紀元前6世紀頃からギリシャの植民地だったところ、当時の神殿や劇場跡が残っていて イタリア半島本土に残るギリシャ遺跡として貴重なものです。
又近くには国立の博物館もあってここから出土した数々の品々から、 当時の繁栄振りをしのぶことが出来ます。

■ギリシャ神殿

イタリアにはシチリアに多くのギリシャ神殿が残っていますが、ここパエストゥムにも 3棟の巨大な神殿が建ち並んでいます。紀元前6世紀中頃に建ったとされるバジリカ、 紀元前6世紀初めに造られたケレス神殿、一部コーニスやシーマが残っていて保存状態の良い 5世紀に造られたネプチューン神殿。どれもドリス式の柱頭をもち、 中央がふっくら膨らんだエンタシスの柱にはラプドーシスという細かい溝が刻まれています。





■パエストゥム







=MEMO=

写真上段左はケレス神殿、右はバジリカ
中段左はネプチューン神殿の妻面、右は内部
下段左は劇場跡、右は博物館に展示されているメトーブ(壁面装飾)




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