慶州駅で自転車を借りて10分程行くと分皇寺跡地にでます 芬皇寺は634年に創建された新羅四大寺の一つ ですが後世の仏教弾圧で廃寺となり今は見る影もありません しかし境内に、珍しい石塔の一部が残っています 石塔といっても通常韓国で見られる石塔とは違い、 組積造の巨大な建築物です しかも煉瓦の代わりに石(安山岩)を使って磚建築のように積み上げていった為 一見すると石造にはみえません
■
中には篭と呼ばれる部屋まであります 今は3層しか残っていませんが、上下左右のバランスから云って 建設当初はもっと高い建築物だったと思われます 煉瓦造の建築(磚建築)は中国で発達していった建築様式ですが、 その影響を受けながら、地元で産出できる石を加工して独自性を 出していったのでしょう 篭の入り口四面にはそれぞれ左右に石造の仁王像が 彫刻されていますが、それらもすばらしいものです
■芬皇寺・石塔