日本中で猛暑が続いた7月始め、慶州(韓国名キョンジュ)に行く機会がありました
慶州は三国時代から、朝鮮半島を統一した統一新羅の時代まで、新羅の首都として
栄えた所です
市内には各時代の王の墳墓や仏教を庇護した王国らしくたくさんの寺院跡が
残り、石仏や石塔に見るべきものが多く残されています
上部構造は何も残っていないため、基礎や石組みから当時の姿を想像する
しかありませんが、国立慶州博物館に残る多くの発掘品や遺品からは、
当時の新羅の文化レベルの高さが偲ばれます
修学旅行生で賑う様はさしずめ韓国の奈良京都といったところですが、
特に花崗岩が多く産出されたせいか石へのこだわりが強く、それが
日本が木の文化なら朝鮮は石の文化と云われる所以かも知れません